令和元年9月17日放送のNHK「うたコン」を見て
テーマは「熱唱!人生は歌とともに…」。
番組は中村雅俊と山本彩のコラボ「あの素晴らしい愛をもう一度」からスタート。
私が高校時代にテレビで放映されていた中村雅俊主演の青春ドラマ『われら青春!』は当時大人気で中村雅俊は憧れの俳優だった。
あれから45年。熱血教師のイメージが残る中村雅俊が昨年NHK朝ドラ『半分、青い。』でおじいちゃん役を演じて話題となった。
歌手、中村雅俊の代表作はなんといっても100万枚のミリオンセラーに輝いた『われら青春!』の挿入歌「ふれあい」である。心に染み渡る名作で今でも幅広い世代に歌い継がれている。
「歌手人生を変えた歌」と紹介があって桑田佳祐作詞・作曲の「恋人も濡れる街角」も披露。この曲は桑田佳祐の色合いが濃い楽曲だと感じるが、中村雅俊が朝ドラ『半分、青い。』に出演した理由がわかるような気がする。
一番驚いたのは、氷川きよしが最近ロックにチャレンジしているなかで、LUNA SEAの名曲「I for you」と「限界突破×サバイバー」を熱唱したこと。
演歌歌手を払拭するような激しい唄いっぷりは魅惑たっぷりだが、今まで氷川きよしを応援してきたファンは違和感を感じ、これまで通り「演歌を歌って欲しい」と願っているのではないかとの思いきや、これはこれで実に素晴らしいとの思いが交錯。
音楽好きの中には氷川きよしは演歌よりロックのほうが断然良いと思う人がやもすればいるかもしれない。
RYUICHI(河村隆一)氏が氷川きよしに「時代とともにジャンルが変わっているだけなので音楽というのは一つの線上につながっていると思う。今までどおりの氷川くんの声でぜひロックを歌い上げて下さい」とエールを送っていたのが印象深い。
AKB48の柏木由紀は、今から20年前に「ポケットビスケッツ」で活躍していた千秋に触発されて、人前で歌うことと踊ることの楽しさを知り歌手に憧れたようだ。彼女の小学2年生の頃の写真が映しだされたが、随分ぽっちゃりしていてかわいらしい。
千秋との共演で「POWER」を熱唱。
彼女は夢が叶って、とても嬉しそうに歌っているようだった。
柏木由紀は将来ソロで大活躍する歌手になる予感がする。
川中美幸が一輪車との共演で代表作「二輪草」を熱唱。
一輪車のパフォーマンスが実に見事で見応えがあった。
山本彩が石川さゆりに「ロック、ポップスなど様々なジャンルにも果敢に挑戦し、その見事な歌唱力に尊敬している」と伝えた。
ジャンルが違う歌手であってもお互いに尊重して高め合う姿勢は見ていて嬉しい。
石川さゆりは、胡弓をバックにして平成元年紅白で歌唱した「風の盆恋歌」と令和に送る話題曲「河童」を熱唱し、山本彩は新曲「棘」を披露してくれた。
双子の山田姉妹は笑顔がステキで、人柄が良さそうなので私の大好きなアーティストである。
81歳の双子のこまどり姉妹と「ソーラン渡り鳥」を一緒に笑顔で歌唱。
共演は初めてのことで微笑ましいステージであった。
【出演】石川さゆり、AKB48、川中美幸、こまどり姉妹、千秋、氷川きよし、中村雅俊、山田姉妹、山本彩、フラッシュ金子、MUSIC CONCERTO
【司会】谷原章介、小郷知子
投稿:2019年9月18日