丸石輝正ライブ in ヴォイスキャッツ江南店
2019年11月2日(土)、シンガーソングライター丸石輝正(まるいし てるまさ)のライブがコロナ ヴォイスキャッツ江南店で行われた。ヴォイスキャッツ江南店では1年振りのライブということであった。
天井が高く、高級感のある広いルームで、ピザのようなナンとポテトチップスをほおばりながらくつろいだ気持ちで観覧できるところが何とも言えない。
丸石さんが大きな拍手に迎えられて登場すると、ギターを片手に弾き語りで John Denverの「カントリーロード」と中島みゆきの「糸」を披露し、次に、「ようこそヴォイスキャッツ江南店へ!一緒に楽しみましょう!」と声高らかに宣言すると、「風」、「初恋」、「僕だけが僕になれない」、「カゲボウシ」、「ありがとう」、「Route42」、「DAKARA」、「ヒマワリ」、「ShiRuShi」のオリジナル曲を次々に披露。
丸石さんが和歌山県出身で、熊野の山々や清流に囲まれた田舎町で育ったからなのだろう。「空」、「雲」、「海」、「夜空」、「星空」、「光」をテーマにしている作品が多く、何かを伝えたい、そんな想いがそれぞれの楽曲に込められているのが感じとれる。
オリジナル曲は、しんみりとした曲調の楽曲、ときめきを感じる楽曲、静かな曲調からヒートアップしていく楽曲など多彩で、熱唱する丸石さんと手拍子を取りながら楽しむファンの雰囲気はライブの醍醐味と言える。
丸石さんは、路上ライブで音楽活動をはじめ、日本テレビのオーディション番組『歌スタ』に出演したことがきっかけでプロを目指したが、残念ながら『歌スタ』でCDデビューを果たすことができなかった。2011年に発生した東北大震災と紀伊半島を襲った台風12号で被災された方々が少しでも元気になって欲しいと願って制作した「ヒマワリ」が奇しくも彼のデビュー作品となった。
最後はファンからのリクエストでビートルズの「スタンド・バイ・ミー」を熱唱。力強い歌声は鮮明な印象として心に染み渡る思いとなった。
投稿:2019年11月4日