はたして演歌はよみがえるのか。
2018年10月6日(土)、三重県桑名市にお住まいの演歌歌手の方から日本BS放送・公開録画「演歌百撰スペシャル 秋の桑名演歌祭り!」の取材依頼があったので、会場の桑名市民会館に出掛けました。
昨年NHK紅白歌合戦に出場された丘みどりさんもステージで熱唱されましたが、事前に私は、取材依頼して許諾を得ていなかったので、写真を撮ることもなく観客として観覧しました。
丘みどりさんの歌声は貫禄があり圧巻でした。さすがにNHK紅白に出場される歌手はひと味もふた味も歌唱力が違いますね。
そんな彼女が14年前はおへそを出して演歌を歌っていたと教えてくれたのでびっくり。山本リンダが「どうにもとまらない」を歌っていたスタイルで演歌を歌っていると想像すれば良いのかしら。
彼女は小さい頃からアイドル歌手ではなく演歌歌手を夢みていたというから、それはとても珍しいように思います。演歌低迷と言われている時代にあって、今、20才の人で演歌歌手になりたいと夢見ている人たちがどれだけいるのでしょうか。
でも演歌に憧れる若い人たちがいなくなると演歌は衰退していくように思います。「演歌歌手は大変だなあ」と感じる社会ではなく、「演歌歌手になると、こんなにいいことがあるよ」という社会にならないといけないと思います。
しかし、若い人が演歌に憧れるのは、演歌歌手になって、お金持ちになりたいとかいった打算的な考えではなく、演歌がもつ歌の良さに純粋に魅了されて演歌歌手になりたいと思うのではないかと思います。
はたして演歌はよみがえるのか。丘みどり、椎名佐千子、市川由紀乃といった若い演歌歌手にこれからの演歌界をどんどんリードしていってほしいと思います。
今日、丘みどりさんは「筋の通った一人前の歌手になりたい。NHK紅白歌合戦に今年も出場したい」と抱負を語りました。今年の紅白にはほぼ間違いなく出場されると思いますが、気さくで人柄の良さそうな丘みどりさんを応援していきたいと思います。
投稿:2018年10月7日